Moe Sakai

組織・人事変革コンサルティング

マネージャー

Profile | 略歴

  • 経済産業省にて、通商交渉・人材政策等幅広い分野の政策立案・実行を担当。企業におけるダイバーシティマネジメント推進に従事した後、マーサージャパンに参画
  • 東京大学法学部卒業。IE Business School Global MBA修了

Main Focus | 主担当領域

  • 役員報酬制度設計、コーポレートガバナンス改革に関する支援
  • 経営人材の計画的育成、アセスメント・能力開発に関する支援

Projects | プロジェクト

  • 通信会社 役員報酬制度設計
  • 消費財メーカー 役員選解任スキーム、コーポレートガバナンス改革支援
  • B2Bメーカー グローバル人事ガバナンス設計
  • 自動車メーカー グローバル幹部候補アセスメント設計 他多数

マーサーに入社された経緯を教えてください

世の中の変化のスピードが日増しに高まっている中で、日本企業の組織・人事の在り方がなかなか変わらないことに従来から疑問を抱いてきました。たとえ技術・サービス、アイデアが優れていたとしても、組織の形や意思決定の在り方・個人の働き方等が旧態依然のものであれば、実現のスピードや実行力には大きく差が開いてきます。今後の企業成長は、経営戦略に紐づいた組織・人事戦略の実現が鍵を握ると確信し、この領域のプロフェッショナルとして具体的な変化を作っていきたいと考え、マーサーに参画しました。

今の仕事のやりがい・醍醐味は何ですか?

クライアントに向き合い、現状の課題を踏まえて将来目指すべき方向性を探っていくことにはやりがいを感じます。特に、役員報酬やコーポレートガバナンス支援では、社長や指名報酬委員会委員の方々と議論することが多く、大きな責任が伴う一方で、今後の経営の在り方や企業成長に関わる変革を支援しているという実感があります。例えば役員報酬については、単に報酬額や報酬ビークルの形式を提案するのではなく、どのような企業価値の向上を目指し役員にインセンティブ付けをするのか、株主との利害共有をいかに図るか等を具体的に議論していきます。議論にあたり、クライアント企業の事業の現状や経営計画について深く理解するとともに、コーポレートガバナンスに関する社会的要請やグローバルプラクティスについて、最新の動向を踏まえ新たな視点をご提供できるよう努めています。広い視野と制度設計における専門性、その双方を高めながら、必要な改革を支援することが仕事の醍醐味だと思います。

マーサーの魅力を教えてください

組織・人事領域での圧倒的なブランドやグローバルなネットワークがマーサーの強みです。そのため、クライアントに信頼され、チャレンジングな案件に恵まれていると感じます。グローバルプロジェクト等では海外各国にいるマーサーの同僚と協働することも多く、日本国内に閉じず知識・ネットワークを広げたい方にもチャンスがあるでしょう。

ワークライフバランスをどの様にとられていますか?

これもマーサーの魅力の一つですが、仕事の進め方については自由・自律が徹底しているので、働く場所や時間はかなり柔軟です。コロナ禍ではほとんどのメンバーがリモートワークをメインにしており、(もちろん、成果を出すことは大前提として)個人の事情に関わらず裁量のある働き方ができるのは、子育てをする上でも助かっています。

また、プロジェクトの性質から、その月・その週にやるべき仕事の見通しは立てやすいとも言えます。業務は忙しいものの、スケジュールの予測を立てながら、出来るだけ「早目に仕上げてリラックスする日」、「とことんやり切る日」などメリハリを付けながらバランスをとっています。

新卒採用の候補者に向けて一言

学生の方には子育てとの両立について聞かれることも多いのですが、ワークライフバランスは子どもの年齢・性格やサポート体制、自身の状況等によって常に変化するので、一つの正解があるものではありません。ただ、その時々に応じて対応できる柔軟性があるのか、家庭の状況に関わらず、一個人・プロフェッショナルとして突き詰めたい仕事があるのかは、仕事選びの際の視点になり得ると思います。

前者については既に述べましたが、後者についても、現在、組織・人事領域は多くの日本企業が課題を抱えており、プロフェッショナルとして具体的な価値提供が強く求められています。関係するテーマとしても、企業成長やコーポレートガバナンス法制関連等から、リーダーシップやチーム・文化づくり等のソフトイシューまで多岐に渡り、勉強することが尽きることはありません。ぜひ、知的好奇心の高い皆さんのチャレンジをお待ちしています。