当シリーズ第2回のセミナーにて、人的資本の情報開示と、その中で経営戦略と連動した人材戦略を語る重要性について解説しました。第3回では、この経営戦略と人材戦略の繋がりについてよりフォーカスして解説します。

人的資本経営の重要性を説いている「人材版伊藤レポート」の中でも、持続的な企業価値の向上を実現する上で、ビジネスモデル、経営戦略と人材戦略の連動性を担保することが、思考の出発点として要求されています。一方で、この「経営戦略と接続した人材戦略」の重要性は、以前から様々な表現で繰り返し説かれてきたある意味古典的なテーマでもあります。いま、企業経営者や人事部門が考えるべきことは、「なぜ、経営戦略と人材戦略の連動が改めて問われているか」という背景についての理解と、「なぜ、それができていないのか」という原因究明の思索、そして「それができることで、どういう嬉しさがあるのか」という意味づけを、自社を主語にした一連の思考プロセスとして、改めて確認・言語化することではないか、とマーサーは考えます。

本セミナーでは、こういった課題意識の下、経営戦略と人材戦略をいかに接続させて考えるかについて、ジョブ型雇用における議論との共通点なども意識しながら、概説を行います。

• なぜ、経営戦略と人材戦略の連動性がますます重要になっているのか
• 企業経営者が考えるべき人材戦略とは何か
• 人材戦略の立案にどのようにアプローチするべきか

・人的資本経営およびその情報開示に関わるご担当者（経営企画・IR・人事等）

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